情報溢れるこの時代に
マユコ助産所のブログをお読みいただきありがとうございます。
今回も
母乳LOVE
というテーマで3回目の投稿をさせていただきます。
わたしが病院から出て地域で働いた時に、最初に乳房ケアを始めて約10年。
たくさんのお母さんと赤ちゃんのおからだと
母子の姿を拝見してきて、出産は一瞬ですが、母乳育児支援は長く続くので、思い出もたくさんあります。
なので、母乳についてはたくさん思いが溢れてしまいます。
今母乳育児離れが進んでいますが、
本当は「母乳が出るならあげたい」そう思うお母さんは多いのではないでしょうか?
わたしが支援をしてきて思うのは実際、お母さんがそのように望めば、ほとんどの方が母乳育児ができる
と思っています。
母乳育児がうまくいかないのは
支援が足りないから
だと思っています。
妊娠・出産の時からの支援がとても大切なのです。
母乳に関する知識も大事。
妊娠中に人形を使って、授乳の練習をしたことがある人もおられると思います。それも大切ですね。
だけど、支援者が知識を伝えるだけでは、実際にやれるかというと難しいのです。
実際に授乳をしている本番の時に、専門家が傍で見守ってくれる
必要な時に手助けしてもらえることが
母乳育児がうまくいく秘訣だと思っています。
もちろん、支援者・ケア提供者(助産師など)がいないとお母さんも赤ちゃんもできない
というわけではありません。
上手にお母さんが赤ちゃんを抱っこして、お乳をあげて、赤ちゃんも上手に吸える
そういう母子もおられます。
でも、病院出産した方がほとんどの方がミルクを足しながらの混合栄養の状態で、退院されます。
乳首の傷を保護するための、保護器をつけて授乳をしている方
たくさん母乳が出るようにと搾乳をしている方
そんな方がたくさんおられます。
お乳を吸わせた後、搾乳をして、ミルクをあげて・・・
と産後1カ月は本当に休むまもなく、お母さんもお父さんも頑張っておられます。
でも、そんな大変なことをしなくても、
母乳育児に詳しい専門家の少しのお手伝いがあればほとんどの方が直接母乳を吸うことができるのです。
育児は終わりがありません。授乳で楽をしないと睡眠や休息が取れず、疲弊してしまうのです。
病院で教えてもらった知識は、赤ちゃんの成長によって日々変わっていくので、自宅に帰ってからもアップデートしないと1か月後には全く変わってしまっていて、退院時のままの事を守っていてもうまくいきません。
お母さんも、お父さんも本当に日々頑張っておられます。だから、楽に育児ができるようにお手伝いしたいと思います。
新生児は一生のうちで一番成長する時期です。
赤ちゃんも成長して変化し、そしてお母さんの乳房の状態も変化している産後1カ月。
その状況を正確に判断、今後どう変化するか見通しを立てて予測するのは、お母さんもお父さんもわからなくて当然です。
だから、一番変化の大きい時期に見守りと少し困った時に手助けしてもらえたら、ほとんどの方がお乳を吸わせることができて、母乳以外のものを赤ちゃんにあげなくても済みます。
そして夜中に起きてお父さんがミルクをあげる役割も不要になります。
その分、お父さんはしっかり寝て、昼間に家事全般する気力も体力も溢れてくるのです。
お父さんが、お母さんに優しく接してあげる余裕もあるでしょう。
それほど、体力的な面でも、直接母乳を吸うこには意味があるのです。
病院から退院した時に、最初はミルクと母乳を両方あげる混合授乳であっても、
その後母乳のみにすることも可能です。
できたら、1カ月以内であると、余り苦戦せずに母乳だけで授乳できるようになります。
わたしも、たくさんのお母さんの産後の授乳サポートしてきましたが、ご相談いただいた方は
母乳だけに移行していかれました。
「人工乳はいけないのか?」
「助産師は母乳だけを勧めるのか?」
「助産師が母乳を勧めるとお母さん達が追い詰められるのではないか?」
いえいえ、そういう訳でお伝えしたいのではありません。
人工乳も必要な時はあります。
ただ、赤ちゃんはどう思っているのか?と赤ちゃんの意見も聞いてみたり
お母さんが苦労しないで母乳をあげることができるなら、母乳をあげたい
というご希望があれば、それに沿いたいと思っています。
それを支援することがわたしができることだと思っています。
前回もお話したのですが、
先祖から脈々と受け継がれた私たちの素晴らしいからだには、
赤ちゃんの命をつなぐために
わざわざ狩りをしてえさを見つけなくても良いように
お母さんの全身に流れる血液を母乳に変え、
赤ちゃんに
「すぐに」
「栄養」「免疫」「水分」
を届けられる完璧な機能と構造になっています。
だから、その素晴らしいからだを信じて
「母乳をあげたいなあ」と思っていたら
うまく出るようになるし、赤ちゃんも飲んでくれるようになる
と思っています。
うまく表現しづらいのですが、
こころとからだに素直になる
リラックスしていたら、勝手にうまくいく
そんな風に思っています。
ケア提供者として、
わたしが母乳栄養が確立するために必死になってもうまくいきませんし。
ちょうど良い塩梅があるのです。
それは、女性のからだがリラックスして開いていて
その人が母乳あげてたら、なんか幸せ
っていうのが漂っている
そんな時に母乳が良くでて、赤ちゃんも満足して飲んで喜んでいる
と感じます。
産後に母乳育児がうまく軌道に乗るには、
妊娠中からの連続した、こころとからだのつながりがあるし
子育てで何を大切にしているか
自分がどう生きたいか
自分がどうしたいか
全てがそこに答えがあると思っています。
母乳育児LOVE④に続く